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サガン鳥栖原理主義者から愛好家へ転身した30男のblog
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たまには真面目に。。

昨日は押し込まれながらも少ないチャンスを決めた素晴らしい試合でした。
まあ、今回も大好きな笠松(あの雰囲気が旧き良きJFL/J2っぽくて好きです。山形も同じ)での試合なのに行けなかったですが。

しかし、試合後のJ'sGoalの監督コメントを読むと、なんだか切ない気持ちにしか慣れなかった。
その部分を全文引用します

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Q:結果が出てない中でコミュニケーションの問題があったと思いますが、そこは解消されたと思いますか?
「あまり表現をするのが得意じゃない、慣れてない選手がまだまだ多い気がします。
声一つでチャンスにもなるし、ピンチも防げる。
コミュニケーション、声の連携はもっともっと高めないといけないと思います。
励ます声や指示の声、今日は勝ったから言えますが、今日はよく出てたと思います。
これは終わってからの話ですが、はじまってすぐに水戸の小椋選手の飛び出しを尹がついていけなかったんですね。
それを柴小屋が非常に厳しい声で怒っていたんですよ。
これは彼が鳥栖に来てはじめて本気で『なんとかせえ!』という意思表示だったと思います。
そういうことが柴小屋だけでなく、味方を指示する声は出ていたと思います。
勝つために必死になれば自然と出てくる。もっともっと勝ちにこだわる気持ちを出してほしい。今日はそれが出たと思います。
試合後、確認し合って2人は握手をしていましたし、そういうのが出てよかった。
でも、それは最初からやってもらいたいんですけど。まだまだおとなしい選手ばかりなので、厳しくやってもらいたい」

-----

既に今年は残り5試合という時期に勝利チームの監督が語る試合後コメントがこれですか・・・。
一応断っておきますが、このコメントをした岸野さんを批判するつもりはありません。
監督の性格から本当に正直にそこが今日の試合のポイントだったのでコメントしたのだとは思います。
が、このコメントを額面通りに受け取るとサガン鳥栖が本当のチームとして機能したのが
残り試合わずかなシーズン終盤からと言う事になります。
試合中、苦しい時駄目な時ははっきりと駄目だと声が飛ぶのが当たり前。
その当たり前の事がわざわざコメントされる、それも残り試合は僅か5試合の終盤戦で。
これじゃ昇格を本気で目指すなんて嘘と言われても仕方がありません。


サガン鳥栖は毎年主力が抜けて、1年前のスタメンが半分も居ないチームです。。
そういう中でこの2年は。。。と言うよりもほぼ毎年シーズンのスタートで躓いてしまう。
そして、シーズン終盤でやっと本音で戦えるチームになんとかなった。
それで昇格を目指す事ができるのでしょうか?
サガン鳥栖はお金が無いチームです。
昔よりはましになりましたが、所謂他のJ1を目指すチームと比較すると予算は少ない。
そういうチームにおいて何よりも必要なのは、チームとしての継続性では無いでしょうか?
サガン鳥栖を数年前に去ったある選手は解雇された際に、
「せっかく1年やってチームとして固まったのに全て壊されてしまう。」
と言うニュアンスのコメントを残しています。
この数年、指導陣という面ではチームに一貫性はあったのかも知れません。
しかし、チームとしては毎年大幅に入れ替え、一からやり直しではなかったでしょうか?

そして補強してくる選手たちについて。
常に中盤より前のテクニックのある選手が優先され、
守備面での補強は遅れがちになる事が多かった。
サイドバックは殆どが前目の選手のコンバートで済ませ、
センターバックは慢性的に不足するチーム事情。
昨年はユジン、今年はシーズン中に柴小屋とセンターバックをレンタルしてきましたが、
じゃあ来年はどうするのでしょうか?また誰かをレンタルしますか?
相手方の事情もあるかとは思います。実際に噂になった選手に断られた、と言う事例も聞きます。
しかしそれは織り込み済みで編成を行うのが編成担当者の手腕であるはず。
初期の2年は選手の実力そのものが問題であったとはいえ、
松本育夫さんが編成の指揮を取り初めてからずっと同じような傾向が続いています。


私は断言します。

「毎年主力を大幅に入れ替え守備的な選手の補強を後回しにしている事が、
 サガン鳥栖がシーズン序盤に戦えず、一度チームが悪い流れになった時に踏ん張れない原因である。
 そしてその事を理解しながら「本気で昇格を目指す」というのは馬鹿げている。」


もし来年も昇格が目標なのであれば、本気で予算が少ないままで昇格を目指すのであれば、
大幅な選手入れ替えはするべきではありません。
そして今の時点で選手層が薄い部分、守備面での補強
(特にセンターバック、できればチームを知る柴小屋の完全移籍)と、
サイドで本当の意味で起点となれる選手(昨年の"良い時の"濱田のような選手)
の補強を行うべきでは無いでしょうか?

逆に言えば、昇格は出来たらする、という「従来通りのスタンス」であれば、
私は今までの方針のままで居る事になんら不満は持ちません。
守備的な選手よりテクニックがある前目の選手を優先するのもかまいません。
予算も無いのはわかってますので、ある程度の価値がある移籍は歓迎します。
もちろん主力や鳥栖で育った選手の移籍は悲しいですが、
予算が無い好チームはそんなもんです。
そのチームを愛してしまった私たちはそれを受け入れるしかありません。


新生サガン鳥栖としての3年目がもうすぐ終わります。
最初は夢を語ればよかったかも知れません。
しかしそろそろ夢ではなく現実を見つめて、
ある程度の低予算でどのように戦うのか。
それをサポーターに示しても良いので無いでしょうか?
サポーターに聞かれれば、判で押したように「本気で昇格を目指します!」というのは本当に正しいのでしょうか?

松本GMと岸野監督の続投に私は何の異論も持ちません。
今までに多少の不満があっても、今のサガン鳥栖にとって
この二人の体制を継続させる事以上の選択肢があるとは思えないからです。
それ以上に、松本GMと岸野監督には感謝の気持ちが強く、情があります。
まあ個人的な事ですが。
そしてその上で夢ではなく現実的な、今サガン鳥栖が居る立場から
今度どこを目指していくのかを示して欲しい。
もちろんサポータに一から十まで語る必要はありません。
ですが「昇格を本気で目指します!」という判で押したようなコメントは要りません。
要は、そろそろサポーターを子ども扱いしなくても良いんじゃないの?と言う事です。
まあ一部の強い反発はあると思いますが、
夢ではなく現実をサポーターに提示して良い時期では無いかと思います。


そしてできれば、来年はたとえ沢山は勝てなくてもシーズン序盤からチームとして戦うサガン鳥栖が見たい。

私はそう願います。
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